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流れ

友よ
もうこれ以上お互いに心のしわはふやすまい
あの夕日がどんな悲哀を秘めていようとも
赤々と燃えつづけている様に
私達はいつも心のほかほかと灯をともし
お互いの身体を温め合おう
たとへ私達の庭に
雪やみぞれが毎日烈(はげ)しく降りつづいたとしても
それは永遠のものではありはしない
あの森の奥の寺の鐘が
毎夜私達の心に残してゆく余韻の様な
あんな静かな余韻を
今のうちに私達のものにして置こう
そして
この山の奥の細くうねうねした小さな流れにそって
私達は黙って歩こう
やがては太陽を乗せて
悠々と朝を生む
あの大海につながるこの流れに沿って

昭和18年12月15日
「日立かめあり」文芸版第二輯より

[旧かな]から[現代かな]に変えてあります。ご了承ください。


世界人類が平和でありますように
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