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白梅

冬が土の中に消えはじめた朝
青空を背(そが)ひに庭の白梅が咲いた
二つ 三つ 四つ
女童(めわらべ)の祈りの姿にも似て
小さき花辦(はなびら)はつつましくほゝゑむ

厳寒の記憶まだ新たなる庭に
私はじっと白梅をみつめる
静かな小さなるいのち
次々と咲き出でる喜びは
私だけのものではない
人間すべての希望のやうに
厳しい風雨に耐えぬいて
生きのいのちを自ずからひらく
白梅の花は庭に三つ四つ

あゝ悠久の流れの中に
時を得て咲く白梅のかなしさよ

天は和み 地は息吹くこの朝
人の心に先づ香る
庭の白梅
(『ひびき』詩集 白光出版 五井昌久著)
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